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医師にできないこともあるsome may not be able to doctor

医師にできないこともある

実は、医師には「できること」と、医師には「できないこと」があります。
また、整形外科医は靴の専門家ではありませんし、義肢装具士さんも厳密に言えば健康靴の専門家ではありません。
(以下は「えこる」公式HPからの引用を含みます)


T.義肢装具士とは

我が国では、装具士さんと呼ばれる国家資格を有する医療用・治療用の靴や中敷きを製作する専門家がおります。
「義肢装具士法」によれば「義肢」および「装具」「義肢装具士」とは、
【(定義)第2条
1 この法律で「義肢」とは、上肢又は下肢の全部又は一部に欠損のある者に装着して、その欠損を補てんし、又はその欠損により失われた機能を代替するための器具器械をいう
2 この法律で「装具」とは、上肢若しくは下肢の全部若しくは一部又は体幹の機能に障害のある者に装着して、当該機能を回復させ、若しくはその低下を抑制し、又は当該機能を補完するための器具器械をいう。
3 この法律で「義肢装具士」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、義肢装具士の名称を用いて、医師の指示の下に、義肢及び装具の装着部位の採型並びに義肢及び装具の製作及び身体への適合(以下「義肢装具の製作適合等」という。)を行うことを業とする者をいう。】と定義されています。
判りやすく解説すると義肢装具士(ぎしそうぐし:略称はPO)とは厚生労働大臣より免許を受け、義肢装具士の名称を用いて、医師の処方・指示のもとに、義肢及び装具の装着部位の採寸・採型、製作及び身体への適合を行う専門家です。
ちなみに「義肢」とは、失った体の一部を器具及び機器を装着して失った体の機能の代用をすることであり、手術や怪我・交通事故等で失われた機能を元の形態を復元するために装着・使用する人工の体の一部や手足のことで、義手・義指・義足がこれに該当します。
また「装具」とは、事故や病気などで四肢・体幹に機能障害を負った場合において四肢・体幹の機能障害の軽減を目的として使用する補助器具のことであり、装具には靴型装具として整形靴も含まれます。
(以上、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用)
義肢装具士さんの仕事は、採寸・採型・製作・身体への適合はもちろんのこと、身体への適合に際して、義肢の場合の不安定さをなくしたり、患者さんが抱く恐怖心を取り除くなどの心のケアも含まれ、いずれも医師の指示のもとに、診療・治療の補助行為として医師・看護師・理学療法士・リハビリの専門家などと連携して患者さんの身体機能の軽減を行っています。


U.足底(挿)板とは

ところが、装具士さんが医師の指示のもとに作製したドイツ式整形(外科)靴および足底(挿)板(治療用のインソール)の効果について、第16回靴医学会(平成14年9月)に、国内のある病院の整形外科医お二人とドイツ人の整形外科靴の専門家2名による日独合同研究が発表され、我が国の場合、ドイツ式整形外科靴および足底板には外反母趾や開帳足を改善する効果について「相関がなく・・・その効果には限界がある」旨の論文が発表されています。
しかもこの論文が発表されすでに10年以上たっているのに、我が国では依然としてドイツ式整形靴および足底板が外反母趾や開帳足等の治療の現場では依然として重視されています。
誠に残念なことですが、いまだに「治療効果がある靴や足底板はドイツ靴しかない」と思い込んでいる医療関係者・装具士さんがほとんどであり、しかも治療目的の靴や足底板の製作の場合、実情として医師が直接指示することは少なく、多くの場合、病院と提携している義肢装具士さんにすべて委ねてしまう医師が大半です。
しかし医師より加工をまかされた義肢装具士さんは、装具士学校で教えられたドイツ式の整形靴および足底板の製作方法しか学んでいないため、できあがった装具等は当然のごとくドイツ式になってしまいます。
おそらく上記論文が発表され10年以上経過しているのに、いまだに整形靴および足底板がドイツ式であるのは、こうした医師による装具士さんへの「丸投げ」が多いためと思われます。
このため患者さんから見ると、医師から義肢装具士さんを紹介されると、その時点ですでにドイツ式整科靴および足底板以外の選択肢がなくなり、患者さんは他の選択肢を奪われてしまうことになります。
たとえば国立のT大学病院の整形外科では公然と「ドイツ式整形靴と足底板しかここでは認めない」と患者さんに告知しており、
整形外科の診療室の隣に装具士さんが待機していて、流れ作業のように毎日多数の足底板が作られています。
しかし、現実問題として医師が処方し、義肢装具士さんが製作した足底板に満足していない患者さんが少なくありません。
まず、下記の写真をご覧ください。


●写真2点●

   


この写真は「えこる目白店」にてお客様が1年ほどの期間に廃棄された治療用の足底板と整形靴であり、足底板の単価は1組2万円〜7万円、整形靴の単価はおよそ7万円〜25万円と高価であり、障害の度合いに応じて国民健康保険や社会保険・市や区の福祉課から1割〜10割の「補助金」が拠出されています。
医師の処方や治療目的で製作された足底板や整形靴が、使用されなかったり捨てられるのはなぜでしょうか?

V.ドイツ式理論の問題

第16回靴医学会(平成14年9月)で日独合同研究が発表され、我が国の場合、ドイツ式整形外科靴および足底板には外反母趾や開帳足を改善する効果がなく、「その効果には限界がある」旨の論文が発表されたことは、すでに述べたとおりです。
実はドイツ式整形靴および足底板の理論や素材は、第二次大戦時代のナチスドイツよる戦争賠償として国策として考案されたものであり、本来は戦争で怪我した兵士や市民を社会復帰させるための技術であって、その基本理論は戦後60年以上ほとんど進化しておりません。
このためドイツ式整形靴および足底板はどれも素材や形状がワンパターンであり、貴重な健康保険等を適用して製作されても、実際には使用されていなかったり、写真のように捨てられてしまうこともあります。

その原因として、私たちの研究では以下のような理由で、義肢装具士さんが製作する足底板が我が国の現状に即していないことが主な原因であることが判ってきました。
@足底板の素材が薄くて固く、コルク素材の場合、素材が古すぎ舗装された都市の道路では衝撃吸収が不十分である。
 また、ドイツ靴に組み込まれているコルク様の素材は「天然素材」ではなく、コルクや木材の「おがくず」を樹脂で固めたものである。
A欧米人の骨格や脚力と我が国のそれを比べると、わが国の大多数の国民の骨格はいまだに小さめで、脚力にも大きな差がある。
B60年以上前の主な交通機関は蒸気機関車しかなく、歩くことが当たり前の時代であった。
それに比べ現代は歩くことが忌避され、交通手段やバリアフリーが進展し、エレベータ等が普及しており、「歩くことが嫌われる時代・歩くことが苦手な現代人」に足底板も整形靴も適応しにくい状況になっている。
C欧米では終日靴を履き続ける生活であるのに比べ、我が国の主婦は家の中でスリッパや素足で生活しており、主婦は靴類を履いていない時間が長く、しかも日常的にゴミ出しはサンダル、お出掛けはパンプス、散歩はスニーカーを履く等、構造が極端に異なる履物をめまぐるしく脱ぎ履きしており、明らかに欧米の靴を常用する生活スタイルと大きな差異がある。
D欧米の数千年におよぶ長い靴文化に比べ、我が国における日常的に靴を履く文化はわずか50年程であり、我が国では外来の靴という「容器」に足や骨格がまだ適応していない可能性がある。
E靴の中には、全身の1/4の骨格や関節が収納されているため、固い中敷き等で動く骨格を固定しようとすることに無理がある。
F装具士さんは「医師の指示を受ける必要がある」のにもかかわらず、整形外科医の認識や装具士さんへの「丸投げ」が改められない限り、
装具士さんが作る足底板や整形靴が改善されたり進化することもなく、患者さんの不満が医師に伝わる機会も得られない。



実はこれまで、以上の7つの問題点はほとんど指摘されることはありませんでした。
それは医師が処方して国家資格を持つ装具士さんが加工しているために、公然と批判しにくかったという側面があったでしょう。
仮に治療効果がある足底板や整形靴であれば健康保険等を適用してもそれなりのメリットはあると思うのですが、前記靴医学会で「(治療効果に)相関はない・・・(治療に)限界がある」と疑問を呈されたドイツ式整形外科靴や足底板に健康保険等を適用することは健康保険制度の赤字体質をさらに悪化させるだけです。
健康保険が巨額な赤字になっている今日、「なぜ外国の古い技術に我が国の健康保険を適用しなければなないのか?」
「なぜ外国の古い技術に市や区の補助金を出すのか?」と冷静に考えてみるべきです。
むしろ私たちは、医師が自ら無駄な健康保険支出を抑制し、より効果のある先進医療に適切に医療保険が使われるようにすべきではないか、そして捨てられるような整形外科靴や足底(挿)板に「公費」を使うのではなく、若い世代に負担を掛けないためにも高齢者一人一人が健康保険を節約することに努めることが、めぐりめぐって大きな社会貢献となることに気付いて欲しいと思います。


えこるは「医師にできないことを民間で安く・早く・安全に行う」、国の認可を受けた完全国産の「健康靴の生活協同組合(生協)」であり、これから本格化する高齢社会を想定してすでに12年以上も「転倒予防」「介護予防」に取り組んできました。
「転倒予防」「介護予防」「高齢者の健脚」は、まさにこれから不可欠になる重要な技術なのです。


W.「えこる式」健康靴

「えこる」の健康靴は完全に国産の技術であり、「人体は左右対称ではないし、筋力も左右で異なる。従って歪みのない骨格はひとつもないし、筋肉を使わない整体等で歪みを補正しても戻りやすい。
また二足歩行は骨格が左右に揺れるため、歪んで揺れる骨格は固定することができず、
人体は歪んで揺れたままバランスを取るしかない」との発想から「免震構造の高層ビル」の仕組みをヒントに「免震中敷き」(登録実用新案)を開発しました。
「えこる」の健康靴は完全国産素材で独自の「靴内環境基準」にもとづく「特製環境レザー」を使用しており、健康保険等を利用せずに加工費込み・税込み総額で、平均27,000円前後で、すべてその場で加工し、販売後は何度でも靴や免震中敷きを無料で調整しており、もし不都合があれば「買い戻し」もしております。
特に「外反母趾リウマチ対応サンダル BL408」はギブスや装具を装着したままでも履くことができ、長いマジックテープ付きベルトはハサミでカットすることで簡単に足にフィットさせることができます。
なおこの「外反母趾リウマチ対応サンダル」はあくまでも「足元からの健康づくり」を行う民間療法・健康法として開発したものであり、医療用・治療用ではなく、従来からあるリハビリ靴でもありません。
しかし全国の多くの「リウマチ友の会」の皆様に多数ご愛用いただいております。

X.「メカノレセプター」とは

「メカノレセプター」とは、足の裏、特に母趾周辺部分に集中しているセンサーの働きをする器官のことであり、足底には、身体の運動遂行と状況変化に対する情報源である多数の力学的受容器(メカノレセプター)が存在します。
このメカノレセプターは、接地した足底部が身体の微妙な反応を数々の床反力としての力学的情報を受け取り、刻々と変化する身体や地面の状況に対応します。
足底が受ける刺激が抗重力筋の緊張を誘発し、自動的・無意識的に立位動作を維持します。
つまり足でしっかり地面をつかむということは、地面に対して姿勢を制御している身体の情報を、的確に脳に伝えているのであり、人間は足で歩いていると同時に脳で歩いていることになります。

この「メカノレセプター」と呼ばれる脳の運動機能の低下と、高齢者の筋力の低下が重なって転倒しやすくなる「ロコモティブ シンドローム」が重なると「ドミノ骨折」と呼ばれる状態が出現します。
ドミノ骨折とは、たとえば転んだときに手首を骨折し、その骨折が治るか・治らないかの状況で再度転倒し、膝や股関節を骨折します。
すると長期間歩行ができなくなるので骨密度が急激に低下し、起きあがったときに腰椎を圧迫骨折することもあります。
こうした状況は、まるでドミノ倒しのように、全身のあちこちで相次いで骨折が起きるので「ドミノ骨折」(連鎖骨折)と呼ばれます。

高齢者は脚力の低下と骨密度の低下と脳の運動機能の低下が同時に起こる「ドミノ骨折」に陥りやすく、その結果たちまち要介護状態となります。
要介護になって辛いのはまず自分自身であり、自分でトイレに行けなくなるとご本人の「尊厳」まで損なわれてしまいます。
また要介護とは「完全介護」ではないのですから、家族のだれかが仕事を休んで介護しなければならなくなるため、「要介護」は高齢者本人のみならず、その子や孫にまで負担を掛ける状況になります。
「えこる」が身体の揺れを補正する機能がある免震中敷き付きの介護予防靴・転倒予防靴を開発し、歩行改善士を育成してきたのは、こうした状況を防ぎ、若い働き手に掛かる医療や介護の負担を軽減するためであり、その予防をお手伝いするためでした。
さらに「えこる」では転倒骨折予防の講演会を通じて転び方の指導を行ったり、「手と足の握力計」による「転倒予知」や「転倒骨折予防かばん」を開発し、高齢者の転倒骨折を防ぐ研究も行っています。
また、免震中敷き(実用新案)には「関節アライメント効果」(歩くことで関節の歪みが補正される機能)のほかに、メカノレセプターと呼ばれる姿勢を制御しているセンサーを活性化したり、その機能を補う役割があります。
歩行改善士は、厚生労働省が認可した靴内環境歩行改善協同組合「えこる」という健康産業が育成した「足と靴と歩行の専門家」であり、これからさらに深刻になる高齢社会に不可欠な転倒骨折予防の専門家です。

すでに述べたように、医師には「できること」と、医師には「できないこと」があります。
えこるは「医師にできないことを民間で安く・早く・安全に行う」、国の認可を受けた完全国産の「健康靴の生活協同組合(生協)」であり、これから本格化する高齢社会を想定して12年以上も「転倒予防」「介護予防」に取り組んできました。
「転倒予防」「介護予防」は、まさにこれから不可欠になる重要な技術なのです。



●足指握力計の画像


●転倒骨折予防カバンの画像