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骨盤のゆがみpelvic distortion

骨盤のゆがみ


いま、ファッション誌から健康雑誌・テレビの健康番組等で「骨盤矯正」がブームです。
たとえば「骨盤矯正 整体orカイロプラクティック」「骨盤矯正 体操orヨーガ」「骨盤矯正 クッション」「骨盤矯正 ベルト」「骨盤矯正 下着」「骨盤矯正 椅子」「産後の骨盤矯正」「骨盤矯正ダイエット」「骨盤矯正 ウォーキングシューズ」など多種多彩です。
骨盤のゆがみに注目するのは良いことなのですが、残念なことに「なぜ骨盤がゆがむのか?」という解説がほとんどありません。
 
まず、骨盤は内臓のシェルター(受け皿)の役割りがあり、さらに骨盤は背骨の土台である仙骨を左右の腸骨(蝶骨)で支える役割があります。
そして、その骨盤を大腿骨の上部にある短いアームにピンポン玉を付けたような形状の股関節が支えているので、二足歩行の人間は歩くとき骨盤を横に寝かせた8の字(∞字)のように揺さぶりながら歩くことになります。
このため骨盤を取り巻く筋肉が衰えたり、股関節の軟骨がすり減ると股関節の支え方がアンバランスになり、その現象として左右の足の長さが違って来る(脚長差と言う)と言う宿命があります。
 
さらに骨盤を形成している左右の腸骨は、骨盤の正面にある小さな恥骨結合で接合されているため、特に女性は妊娠や出産でゆるんだり、転倒・事故等の衝撃で恥骨結合がずれることもあります。
 
つまり骨盤のゆがみは、いまブームになっている「骨盤矯正」グッズ等を購入することで簡単に補正される訳ではなく、また力を抜いてベッドの上で骨格を補正する整体・カイロプラクティックも、骨格を支える筋肉の動きが伴わないことから、一時的な「骨盤矯正」が可能であるとしても、その持続性には疑問が残ります。
特に、骨盤を支える股関節の接合の違いから、多くの人の左右の足の長さに差異が生じているのに、脚長差の調整を整体等で補正することには限界があります。
 
また、整形外科と整形外科医の指示で補装具を作製する義肢装具士や、ドイツ式の治療用中敷き(足底板)を製作するシューマイスターや、靴店等にいるシューフィッターも、歩行時に揺れ動く左右の足の長さを正確に計測する統一された方法がないことから、その技術には限界があると言わざるを得ません。
「オートペディシューマイスター」とは、「整形外科の知識を持ったドイツ式の靴職人」のことであり、ドイツでは「靴のお医者さん」と呼ばれる国家資格です。
ところがその「オートペディシューマイスター」の「整形外科の知識」が古く、「三つのアーチ理論」に固執するあまり、自由な発想を妨げています。
 
たとえばお客様が「外反母趾が痛い」と言っている場合、整形外科の先生を含む古典的な「整形外科の知識」では、「土踏を固い素材で持ち上げ、内アーチを作る」ことが最良の方法であると信じられており、装具士さんもこの理論を信奉しています。
 
しかし、O脚の人が多い我が国では「土踏まずを固い素材で持ち上げ、内アーチを作る加工」をした場合、O脚を加速させるので、膝が痛み出す可能性が高く、家の中で靴を履かない文化では、靴を脱ぐつど内アーチはリセットされてしまい、靴を履いたときに再び内アーチが形成され、靴を脱いだ時は再び内アーチがリセットされる、そして靴を履いたときにまた内アーチが形成されることを繰り返すことになります。
このため、古典的な「三つのアーチ理論」では外反母趾の進行を止めることもできず、外反母趾の痛みを止めることもできません。
 
例えば、メガネを掛けている人が何度もメガネを着脱すると、目が痛くなったり、頭痛が起きます。
同様に「外反母趾が痛い」と言っている人に、古典的な「整形外科の知識」にもとづき「土踏まずを固い素材で持ち上げ、内アーチを作った」としても靴を日常的に着脱する文化を有するわが国では、何度もメガネを着脱するのと同じで「内アーチを持ち上げる」「内アーチをリセットする」また「内アーチを持ち上げる」という二重・三重の負担を母指球(第1指の付け根の関節)や膝関節に掛けることになるので、股関節の補正や骨盤矯正ができません。
 
そもそも「骨盤矯正」なる用語そのものが「揺れ動き歪みやすい骨盤を矯正できる、固定できる」ことを前提にしており、端的に言えば、「骨盤矯正」の試みそのものが「仮説」もしくは「幻想」にすぎません。
歪みのない人体は皆無であり、人体は固定することができませんし、アンバランスで常に揺れ動く人体を固い素材で固定しようとする試みは無理があり、ことごとく失敗します。
従ってブームの「骨盤矯正」がはたして可能であるのか、大いに疑問です。
 
一方、「えこる」独自の「免震中敷き」は、「靴は骨盤や股関節を支える土台である」との見地から、地震の際に揺れながら自らバランスを取ろうとする高層ビルのように、歩くときに大きく揺れる骨格を左右のアンバランスな筋肉で支えつつバランスを取ろうとする動きを、「免震中敷き」特有の「関節アライメント効果」により、歩くことで骨盤のゆがみを補正してくれます。